Abuさん、日本市場最後のフィネスモデル?!
昨年末、Abuが日本市場に対して手を引き始めているんじゃないか、という記事を書きました。
今もこの推論はちょっとだけ自信を持っています(少し弱気)。
その1つの根拠が、この度、発表されたZENONにベイトフィネスモデルがラインナップされていたことです。
「ある意味、日本のガラパゴス的なスタイルであるベイトフィネスのモデルが出るんだったら日本市場はまだ捨てていないんじゃない?」って思われる方もいらっしゃるでと思います。
この点について少し深掘りしてみましょう。
リールの設計は年単位でスケジュールされている
リールに限らず一般的に工業製品は設計からテストをして製品化するまで年単位の期間を要するのは想像に難くないと思います。
なので、今回発表されたZENONも去年あるいはそれよりも前から企画・開発は進んでいたと思うので、昨年末のJB撤退の判断よりも前から決まっていたかもしれません。
開発当初、もしかすると今江さんにプロモーションしてもらう予定もあったかもしれません。
上記経緯により、仮にAbuが日本撤退の準備を始めていたとしても日本向けに特化したモデルが今のタイミングでリリースされることは特に不自然ではない、と考えられます。
Abuの中では高価なハイエンドのモデル
本体の基本設計は同じで何パターンか異なるスタイルのスプールを作り分けてラインナップを充実化させているのでそれほどコストはかからないと思います。
従って、高価であればあるほど利益額が大きくなるわけです。
→ 最後の最後に大きく儲けちゃおうという魂胆あり?と勘ぐっちゃいます。
今後の予測の分かれ目は次に出るフィネスモデルの価格帯
価格が安いモデルは各パーツなどでいかにコストダウンを測るかがポイントになってきます。
そのため、低価格帯のフィネスモデルを設計・開発するためには並々ならない企業努力が必要です。
従って、今後ロキサーニBF8の様なハイコストパフォーマンスのフィネスモデルが発表されたらまだ日本市場は捨てるつもりはない、と私の仮説はひっくり返ります。
が。
以降、もしフィネスモデルが出るとしても今回のZENONのように高価格帯のモデルだったりすると、「もしかしてそろそろ去る準備?」となってしまうわけです。
個人的な願望としては、Abu(ピュアフィッシングジャパン)にはロキサーニくらいの価格帯でベイトアジングにも使えそうなモデルをリリースしてもらい、シマノやダイワを脅かしてほしいという思いがあったりします(私の20Tatula SVTW 中華スタムに匹敵するパフォーマンスだったら即買いします 、abuさん実は期待していますよ〜)。