ロキサーニBF8を”正真正銘”のベイトフィネス機にチューンアップしてみたぉ。

数年前に当ブログで実施した、ロキサーニBF8のスプール軽量化”魔改造”

元ネタのとあるブログ参考にし、文庵的オリジナリティを注ぎ込んでみた結果、多くの方読んでいただくことが出来ました。(半分おふざけでやってたんですけどw)

こういうカスタム手法の情報ってみなさん欲しているんだなぁと実感したのも記憶に新しいです。

しかし、どんなにがんばってもこのロキサーニBF8って機種はベイトフィネス機としての性能は他のモデルには残念ながら劣ってしまうのはスペックを見るだけでも明らか

 

ってか、逆に言うとあのスプール重量である程度の軽さのルアーそこそこ投げられるんだから大したもんですよー。

きっと、スプールの外形は軽くてシャフト部分が重いだけなのかなぁとか、スプールとレベルワインダーの距離がある程度確保されているからなのかなぁと、あらためてロキサーニBF8の構造・スペックを再評価している次第です。

なによりカッコいいですし。そんでもって安いっ。

 

そこで。

 

先日成功したRevo ALTのカスタムに続き、一線を退き”棚のお飾り状態”になっている当機種をなんとかまた現役復帰させたく、世に出回っている他機種とも肩を並べられるレベルのもっとちゃんとした”ベイトフィネス仕様”に出来る方法がないかいろいろ調べてみました。

すると、先人の知恵というかフロンティアスピリッツというか、既に実現しちゃっている猛者の方たちの情報がネットに転がっているではありませんか。

しかも、ぜーんぶAbuの純正パーツだけで実現できちゃうというイージーさ。

イージー・ドゥ・フィネス。

こりゃぁ手を出さないわけにはいかないっすよね、ということで近所のキャスティングさんで早速パーツを注文。

-----------------------------
<REVO LTX-BF8>
1415626 PINION 1000円
1125766  PINION SHAFT 500円
1116226  RETAINER 50円
<ALC-BF7>
1415623 THUM BAR 300円
※いずれも税抜
スプールはRevo Tuned-Fに導入したLTXの軽量シャロースプール使いまわすことでコストを抑えます。
ハンドルノブRevo ALTをカスタムしたときに余ったものをそのまま移設することに。こちらもコスト削減の一環。
-----------------------------
そして待つこと数日(注文時、店員さんは1か月くらいかかるみたいな話をしてきましたけど、ふたを開けてみれば1週間もかからなかったという嬉しい誤算)。
頼んだパーツが無事届きました
早速作業をしていきましょう。ワクワクしてきましたよ~。
ピュアフィッシングジャパンのサイトにアップされている分解図を見ながら組み込んでいきます。
細かいパーツがあるので紛失には細心の注意を払いながらなんとか完了
・・・ん?
なんか異常な巻き重り感が・・・。
ネットの成功事例を見るとそんなことは誰も言っていなかったので、組んではバラしの繰り返しで原因の絞り込みを図ります。
すると、どうやらスプールシャフトの端っこピニオンの差込部が微妙に干渉しているようでピニオンの差込部の穴を少し深めに掘削(電動ドリルは使わず、手動でグリグリ)後、あらためて組み上げてみると問題は無事解消っ!
ブレーキ部については、当初マグネット2段重ねを想定していましたけど、これだとネオジム磁石の数が2倍必要な分、なんとなく磁石の分が無駄に重そうだったので、磁石がくっつくシートをドーナツ状にカットし張り付けた上にネオジムをセッティング。
まずはネオジム2段重ねの図。
これは、結構多くの方が実践している手法なので、文庵的には今回不採用としました。
では、個性的、唯一無二、ワンアンドオンリーを目指すワタクシはどうしたかというと・・・
Revo Tuned-Fの時に考案した”フレキシブルブレーキ”を当機でも自然な流れで採用する形に。
それが、コレ。
ネオジム磁石がくっつくシートドーナツ状にカット(写真の①)して張り付けてその上にネオジム磁石を配置。
また、ベアリング側ネオジム磁石が移動しないように、厚めのクリアシートをイカソーメンみたく小さく細くカットしたパーツ(写真の②)を配置し、これで完成っと。
created by Rinker
シンワ測定(Shinwa Sokutei)
¥281 (2025/04/20 02:52:28時点 Amazon調べ-詳細)
ネオジムの数の増減もレイアウトも柔軟に変更可能。
G-niusプロジェクトの”均等配置マグネットブレーキシステム”の対極をなす、”てきとー配置マグネットブレーキシステム”。
Revo ALT同様、コンセプトはFinesse、Flexible&考案は文庵(Fumian)ってことでこちらも”Tuned - F”と名乗らせていただこうと思います。
そんでもって、写真はないですけどレベルワインダーのウォームシャフトの両端にベアリングを追加しました。
どんだけ効果があるか分からないですけど、とりあえず手を加えられるところはもうとことんやっちまおうってことで。
っつーことで、フルベアリング仕様です(キリッ)。
さて。
近日中に早速実践に投入してみたいと思いまーす。
超たのしみっ♪
最後に
ロキサーニBF8は、ベイトフィネス機とは考えずに汎用モデルととらえると、”ベイトリールの初めての一台”としては価格も性能も取り扱いやすさも申し分なしのモデルだと思います。
それに、将来的にリールの改造に手を出す際にも部品の互換性やその他もろもろイメージを膨らませやすい”カスタムの幅”が結構あるため、そういった意味でもオススメな機種。
興味のある方は相当安くなってきた今のうちに、ぜひ下記のリンクからポチっとしてみてはいかがでしょーか?
created by Rinker
アブガルシア(Abu Garcia)
¥10,610 (2025/04/20 15:20:31時点 Amazon調べ-詳細)

※リールの改造は、あくまで個人の責任に基づき実施しているものであり、一切の保証は致しません。