【各メーカーも他人事じゃない!?】マルキューの景品表示法違反について考えてみた。
はじめに
まずはコチラの画像をご覧ください。
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消費者庁は5日、マルキユー(株)(埼玉県桶川市、岡田信義代表)に対して、同社が販売する釣り用の疑似餌「パワーイソメ」ら4商品に係る表示が景品表示法に違反しているとして、課徴金納付命令を出した。
消費者庁によれば、2016年4月1日から23年2月20日までの間、上記4商品のパッケージにおいて、「生分解 生分解性くわせエサ」や「本品は水中の微生物によって分解される生分解性樹脂を使用しており、保存液も含め全て魚や人体に無害です」と表示するなど、使用後に水中などに残されたままでも、水中の微生物によって分解されるかのような表示をしていた。
しかし、消費者庁が同社に対して、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ、同社から提出された資料は、いずれも当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものとは認められなかったとしている。
消費者庁は景品表示法の規定により、同社に対して課徴金として1,774万円の支払いを命じた。
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(出典:https://www.data-max.co.jp/article/66860)
課徴金1,774万円ですって。
釣り用人工餌業界のトップランナー、マルキューさんにとってこの課徴金額は大したことないかもしれませんけど、その金額以上に企業としての信頼性は大きく失われたのではないでしょうか
だって、釣れる釣れないレベルの問題ではなく、地球環境にやさしいという性能に合理的な根拠がなかったという、ある意味”母なる地球に嘘をついた”わけです。
TVニュースとしては大きく取り上げられないかもしれませんが、釣り業界にとってはかなり大きな出来事だと思いますし、我々アングラーも看過できない事案ではないでしょうか。
今後マルキューさんがどのような対応を取るのか注視していきたいと思います。
1つの疑問
「こういう事をしているのってマルキューさんだけなのかな?」
「他のメーカーさんも同じようにこの法律に抵触するようなことしてない?」
「パッケージや公式サイトに書かれている魅力的な謳い文句、それほんとにホント?」
などなど。一度、疑問が沸いちゃうともう頭から離れませんw
想像するに、「当社のワームにはエビのフォーミュラを本体に練り込んでます」とか言っときながら実は表面にちょろっと塗っただけで、中の素材には配合されてなかったりとか。
パッケージの中がぬるぬるめるるしてるタイプ(ガルプ以外の話よ)のものはなんか怪しいなぁって昔から疑う部分もあり。
また、Fecoの偽装もあったりするかもですね。いや、Fecoそのものがネットで検索しても公式サイトすら出てこない怪しい得体のしれない基準(団体?)だったりしますから、もはや何を信用して良いんだか。
強力な協力者現る
丁度よいタイミングっていうか、幸運なことに、身近に「成分分析」が出来る知り合いがいて、さっきこの話をした所、「そんなワームみたいなものの成分分析ならちょちょっとやれちゃうよ」と言われたので近日中にお願いすることにしました。
とりあえず、わざわざ新しいワームを買うの出費がもったいないので、釣りバッグに入っている有名メーカーから中堅メーカーのものまで全部を分析対象にします。
もちろん、NO忖度です。なーんのしがらみも関係なくやらせてもらいますよぉ。
調査項目については公開しませんが、ヒントを今回のマルキューさんの景品表示法に抵触するようなことがないか、という観点から成分分析を行ってもらいます。
だって、最終的には”消費者庁に報告する”わけですからちゃんとしたレポートでなければなりませんし。
そうなんです。
この分析結果を仮に年間10万ビュー程度(いつも読んでくださっている皆様ありがとうございます、大変励みになっております)の当サイトに掲載しても影響力はそんなにないと思いますので、いっそのことレポートにまとめて、消費者庁に送っちゃう予定。
「この事実と異なる表記は消費者が多大な損害をこうむるのではないか」という基準でお上に判断を委ねましょうっていう算段。
皆様もご存じのとおり、税務署もそうですが、お役所ってこういう不正の匂いのする事案は徹底的に調べてくれる傾向があるので信頼性も高いです。
なお、この記事を呼んでこれからHPの表記を手直ししようと思っているそこのあなた、実はもう手遅れなんです。
なぜなら、ワタクシの知る範囲のメーカーさんの該当しそうな表記、しっかりスクショとってますから。
こっそり修正の痕跡など見つけようもんなら、この点については当サイトで晒し上げる予定。
そんなことしたら消費者の皆様が黙ってないでしょ?
おたくの会社、嘘ついてたのをしれーっと誤魔化しちゃうの?って感じで信頼性急落ですよね~、アーメン。
もし、心当たりのあるメーカーさんがいらっしゃいましたら今から戦々恐々ですね~。
成分分析は三連休明けにすぐ依頼をするので、結果が出てきてレポートにまとめてってやっていると1か月くらいかかるかな。
その後、”クロ事案”についてを消費者庁に報告する予定です~。
と、一方的に書いてきましたが、一応弁明したいメーカーさんがいたらその声も聴いてみたいので問い合わせ先も載っけておきますネ。
メーカーさんのみならず、ご覧いただいた方のご意見、ご感想もお待ちしています。
数か月後、同じようなニュースが流れたら、それは当ブログの功績と祝福のポストをしていただけるとありがたいです☺
2023年下半期、文庵は”釣りメディアのBBC”を目指します(嘘)。
Stay tune!!