ジョイクロ利活用の新たな提案、の話。
数年前、釣りビジョンのGANCRAFTの番組で、ジョイクロシリーズでいとも簡単にデカバスを釣っていたので、「もしかしたら俺も釣れちゃうんでは?」と暗示がかかったのかどうかは分かりませんが、その当時から憧れていたジョイクロを昨年清水の舞台からダイブする覚悟で購入してみました。
ところが。
・・・
・・・
・・・釣れないのです。
40cmくらいのスモールマウスバスの実績の多いポイントで何度投げてみても一向にチェイスの気配すらない。
前述の番組のヒットシーンは「編集の妙なんじゃないの」とか「あの映像はパラレルワールドのもので別の世界線で録画されたものでは」などなど、自分の腕の未熟さを棚に上げて、増していくばかりの不信感。
とはいえ、造形美は他のルアーの追随を許さないほどのクオリティだと思うので、部屋に飾って愛でようかと思っていた矢先・・・
評価が180°変わった
正直、今までなめてました、ジョイクロさん。
というのも、ちゃんと釣れることを身を持って経験できたからです。
更になぜ釣れたのかを振り返る事で「ジョイクロの正しい用途」の一つの結論にたどり着いたので、以下に記載していこうと思います。
1.アクションのバリエーションを覚える
タダ巻きするだけなら単なるS字に泳ぐだけの何の変哲もないルアー。それでも釣れる時はあるんだろうけども、ちょんちょんやったり止めたり、いろんな動きを覚えることで本当にリアルに動いてくれるルアーであることに気付かされます。
2.ジョイクロのサイズに見合った魚を狙う
ビッグベイト(ジョイクロ70は除く)ですから、ターゲットはある程度大きいサイズの魚になります。
したがって、より確率を高めるんだったらより大きいサイズが釣れる魚種を狙うということ。
となると、ブラックバスよりもアベレージサイズが大きいスズキの方が、ということになると思います。
3.とにかく投げまくる
私の場合、ジョイクロ128をMロッド&14lbと比較的ライトなタックルで使っているので、ピッチングメインで、使っています。まともに振りかぶって投げたらラインが切れちゃう不安もあるので・・・w
ピッチングだと当然のことながら近距離しか狙えません。
なので、とにかく投げまくる。投げる回数が多ければ多いほどいろんな動き方を試せる(1.につながる)というわけです。
っていうところで、終わってしまったらそこらへんのブログと大差ないと思うので、違う角度から「絶対持っておいた方がいいよ」っていう点について持論を述べたいと思います。
初心者こそジョイクロで練習するべき!
・ルアーが重たいのでロッドに重みを感じる感覚を掴みやすく、ピッチングの練習に最適。
・ルアーがデカイから、アクションを目で見て確認できるのでルアーアクションのバリエーションを動きを見ながら習得できる
・ルアーの値段が高いから、どっかに引っ掛けてロストしないように1回のキャストに神経を使う ⇛ キャスト精度が上がる
・アクションの付け方がたくさんあるので「次のキャストは弱った魚を演じてみよう」「次は逃げ惑う魚を演じてみよう」とかテーマを決めて動かしているだけで楽しいし、そうやっているうちにルアーの動かし方の”引き出し”が自然と増えていくので、やがて他のルアーにも応用できるようになっていつの間にかルアー釣りが上達しているかもしれません。
→ 実際に、この前スズキを釣ったのは「弱った魚を演じてみよう」を試していた時でしたし。
ジョイクロこそ”ルアー釣りの教材”として最適な逸品のです。
まとめ
ジョイクロにはいろんなサイズがありますけど、まずは専用タックルがなくても扱える128あたりから手を出してみるといいと思います。
そして根がかりリスクを軽減するためにフローティングタイプがよいでしょう(沈めたくなったら後でウェイトを貼り付ければいいだけですから)。
で、手に入れたら釣行の度に必ず「ジョイクロタイム」を一定時間設けてアクションの練習をする、と。
ある程度自由に動かせるようになったらそれはもうアングラーの域を超えて、ジョイクロとシンフォニーを奏でるいわば「ジョイクロマエストロ」ですよ♪ 手に持っている釣り竿は、もはやタクトですw
というわけで、ジョイクロ128も発売当初は入手困難でしたけど、今なら結構出回っているので色も選べる環境にあると思います。
昨年配られた給付金が4000円くらい余っているそこのあなた、今すぐ買いに行きましょう。
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”HIGH POTENTIAL ORIGINAL LURES.”の謳い文句はダテじゃないですよ。
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