DAIWAのSVTW、「後半失速」を軽減させる”秘技”を紹介。

現行のベイトリールにおいてダイワのSVTWの機構こそ「対バックラッシュ性能」が頭一つ抜き出ているのはもはや誰しも疑いのない事実になりつつありますが、一方で着水直前の失速が弱点と言われているのもまた事実。
でも、これ「あなたの使い方一つで変わるんですよ」って話をしていきたいと思います。
そのポイントは一つだけ。
右投げ右巻き(もしくは左投げ左巻き)をやめる」ってことです。
ここでSVTWの構造を振り返ってみましょう。
搭載されるAirブレーキってやつぁスプールの回転に追随するインダクトローターが回転数に応じてカップ部の磁石側にせり出してブレーキがかかりますよね、はいこれ復習です。
それを踏まえて右投げ右巻き(或いは左投げ左巻き)の人のオーバーヘッドキャスト時のリールの向きをイメージして下さい。
ハンドルが上側に来ますよね。
ということは。
インダクトローターが地面の方を向きます
地球には重力(引力?)ってのが存在するわけで、常に地面側に引っ張られる力が作用しインダクトローターが飛び出すとなかなか戻らずいつまでたっても磁石の影響を受け続ける、すなわちブレーキが最後の最後まで効き続けるっちゅーわけでごぜーますわ。
こんなイメージ。
反対に右投げ左巻き(or左投げ右巻き)だとインダクトローターが上向きになるので、ブレーキが磁石側に一度せりだしたとしてもすぐに元の位置に戻ろうと磁石から離れることで後半のブレーキが弱められるわけです。
上記経緯により、SVTWの性能を可能な限り引き出すには右投げ左巻きか左投げ右巻きがベスト、という仮説が成り立つわけです、ハイ。
それでも、「おれは右投げ右巻きのままSVTWの性能を引き出したいんじゃぁ」と世界の中心で叫びたい人は、サイドキャストを徹底していればオーバーヘッドキャストほど「後半失速」に悩まされることはないでしょう。だって向きからして重力の影響を受けにくくなるんですもの、分かりますよね?
ってか、そのほかにも右投げ左巻き(或いは左投げ右巻き)によるメリットっていうのもありますので、興味が沸いた方はコチラも是非読んでみてくださいネ。
なお。
元々、右投げ左巻き(或いは左投げ右巻き)の人で、後半の失速が気になっちゃう人は、「松岡修造の日めくりカレンダー」を日々めくりながら、いつ出るかわからない新たな機構の革新的ブレーキの出現を待ちましょうw
最後に
つーか、”どんなに御託を並べても結局よーくきいてみたらそこにアカデミックな部分は何一つなく感覚的なことしか話してない”メディアプロさんが大多数の現状のなか、このSVTWの特性と対策についてネットを探しまくっても誰も触れてなかった(私が見落としてるだけだったらスミマセン)ので、今回触れてみることにしました。
メディアプロの最も重要な存在意義っていうのは、「製品の魅力を少しでも多く伝え、一人でも多くの人に買ってもらう」っていうことじゃないでしょうか?
われわれ消費者だって馬鹿じゃないんで、いつまでも”感覚”や”経験”だけに頼った軽いプロモーションしてると、そっぽ向かれちゃいますよ~。
と、いう警鐘を鳴らしつつ今回はこの辺で。
ばいちゃ。

a.コラム

Posted by fumian