求める道は数釣り?大物釣り?

まずはじめに、どちらが良いという話ではなく、これからお話しするワタクシの持論を押し付けるつもりはないです。

人それぞれ、楽しみ方のスタイルは千差万別。そのうちの1つとして私のような考えもあるんだよー、というのを述べていこうかと。

で。

最初に、結論から書いてしまうと、私は数釣りを追求しています。

過去の記事を見ていただいてもわかる通り、バスにしてもメバルにしても何cmを釣ったというよりも何匹釣ったということの方が大きくクローズアップされています。

なぜか?

それは釣れないよりも釣れた方が楽しいからです。

私にとって魚釣りで一番楽しい瞬間は「魚がヒットした後のファイト」です。
竿先から伝わる生命感とそれを手元に手繰り寄せるまでの緊張感が何物にも代えがたい至福の時間となります。

より大きい魚の方がダイナミックなファイトが楽しめます。

が。

最近は繊細な釣りを楽しめるように小物釣り用に設計されたタックルのラインナップも充実しており、魚のサイズに合わせてエキサイティングなやり取りができるようになっているので、小さい魚でもドキドキハラハラなファイトが楽しめるようになっています。

それに数釣りの結果、大物釣りにつながることはあっても、大物釣りの先に数釣り、というケースはほとんど少ないからです。
「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」論ですね、はいw

一方で「大きい魚は狙って釣ってこそ楽しい」という意見があると思います。

確かにその通りです。自分が試行錯誤して大物を狙い通りに釣る、これこそ釣り師としての最高ランクのサクセスの一つと言えるでしょう。

ただ、1匹も釣れないかもしれない環境/状況という縛りを自らに課して、1日中キャストを続けるよりも、より「魚と遭遇できる確率を高めて」短い時間で結果を出す、という方が私には向いている、とバス100匹メバル100匹を釣り上げ、データを記録してきた中で強く感じているところです。
なので、私は強引に以下を宣言します。

「大きいのも小さいのも狙う。だから、最大公約数としてサイズよりも数を優先した狙い方をする」と。

最後に釣り具メーカーさんに対して提言させて下さい。

釣り人口を増やして一儲けを狙おうと思っているメーカーさんは、もっとこの数釣りをクローズアップして「小さくて、安くて、見た目も可愛い」ルアーをどんどん世に出していくのがヒントになると思います。間違っても「40mm以下のクランクベイトってうちの製品以外はあまりみないから、ちょっと値段高めに設定してリリースしちゃおう」なんて欲をかかないことでお願いしますよ〜。

まずは釣り未経験者に「安く手軽に始められる体験」「魚とファイトする体験」「お気に入りのルアーを見つけて愛でる体験」をさせてあげることです。
それらの体験をさせてくれたメーカーに一番最初に出会えたら、多くの釣り師はその後もずっとそのメーカーの製品を信頼してついてくると思います。

a.コラム

Posted by fumian