Abu Garcia今昔物語。

30数年前。
ルアーでブラックバスという魚が釣れるという情報を同じクラスの釣り好きの同級生から聞いて、心を躍らせていた小学生時代。
近所(といっても自転車で15分くらいかかるお店)の今は亡きアタックファイブ五井店でワゴンセールで売っていた AbuのCardinal。値段が小学生でも手が出せるほど安かったし、各パーツの出来も国産の同価格帯のスピニングと比べても「?」な感じだったのでもしかしたらコピー品っていうか偽物だったかもしれないけど、日本の釣具メーカーにはない舶来の無骨なデザインが気に入り、そしてなによりあこがれのAbuの製品だったので速攻購入し、どこに釣りに行くにも何を釣りに行くにも必ず持って行ったほどのお気に入りの一品。

お尻にドラグがついている、多分こんなやつだったと思います。

 

その後、釣り以外に楽しいことがたくさん出てきてしばらく釣りから離れてしまったけれど、長い沈黙期間の後今こうして釣りにドはまりしている自分にまた驚きを隠せないところもなくはない。

そして、先日2個目のスピニングルールを購入する際にメーカーを選定するにあたり、DAIWAとSHIMANOから選んでいたところどうもしっくりこない。
そんな気持ちのまま近所のキャスティングに立ち寄ったところ、片隅に異彩を放つモデルが。

 

シルバーのスプールのCardinalⅡ STX。写真より数段カッコ良く見える。
そう、それがABUのCardinal。色使いといい替えスプールが付属しているというお得感に、迷わずこのリールを持ってレジに並び購入。

実際に使ってみると、もう一つ所有する同価格帯のDAIWAのレブロスと比較すると巻き心地はいまいちなところもあるけども、でも、それでもあの日憧れたCardinalを所有することの喜びは、毎回の釣行をより楽しくさせる要素の一つとなっています。

 

a.コラム

Posted by fumian