【房総グルメ#40】(成田市)隠れたウナギの名店をこっそりご紹介。
本日、紹介するグルメは当ブログとしては珍しい北総エリアの鰻屋さん、成田山新勝寺参道にある「近江屋」です。
成田山界隈の鰻屋さんといえば、かのトム・クルーズも来日した際に滞在先のホテルにデリバリーさせるくらいの評判の”川豊”が有名ですよねぇ。
でも、我が家ではたとえ待ち時間ゼロですぐに入れそうでも、満場一致で近江屋さんに入ります。
っていうか毎年、初詣の際には必ず立ち寄る定番イベントとなっています。逆に言えば1年に一度の贅沢というか・・・そうしょっちゅう行けるようなブルジョワジーではありませぬw
川豊は、TVをはじめとする各種メディアに取り上げられますけどああいうメディアの露出って単純に味や評価だけで決まるものではないというカラクリがあるのをご存じですか?確かにおいしいかもしれないですけど。
というのも、同じ業種・業態がひしめくエリアって組合があってその組合のリーダーが割と目立ちたがり屋だったりとか、なんでも自分でやりたがるタイプが多いらしくメディア対応もそういうところが一手に引き受けてしまう、そんな話を房総のとあるエリアの特産物を販売している個人店としては最大手の経営者に聞いたことがあります。
その証拠に。
川豊さんは創業200年に対し、その周りにある駿河屋さんだったり今回紹介する近江屋さんだったりはその1世紀前すなわち300年前から営業していますし。
「成田で鰻といったら川豊だよね」っていうのははるか昔の「野球といったら巨人」「相撲っていったら大鵬」みたいな感覚の延長じゃねぇの?かっこ悪くない?みたいな天邪鬼的な元来の性分をおいといても、近江屋さんにはお気に入りポイントがいくつかあります。
一つ目は、このお店が他と異なる点としてウナギ以外のメニューも取り揃えているところ。
そばとか天丼もあるのでウナギが苦手な人も大丈夫ってなわけです。
次に、店員さんが女将をはじめ学生バイトまで接客の質が高いという点です。
採用面接の段階から、経営者の目利きがしっかりしているんじゃないか&採用後の教育もしっかりしているんだろうなぁと。
・・・と前置きが長くなっちゃいましたけど、肝心の鰻の写真がまだでしたね、失礼しました。
美味しさも申し分なし。
ふっくらふわふわして肝吸い付きで3,200円(2023/3現在)。
添えられたおしんこも味覚と視覚に良いアクセントを加えてくれます。
気が付いたらなくなってたというくらいあっという間に平らげてしまいました。
今年は初詣には来れなかったので少し遅れましたけど、これを食べて「今年も1年頑張ろう」って感じで、やる気スイッチがONになるっていうのが毎年のルーティーン的な。
そして、当然新勝寺に来たわけですから、お参りも欠かさずしてきました。
「今年もたくさん釣れますように」という私利私欲めいたお願いは控えましたw
そして。
お土産に、前から気になっていた七味唐辛子を一袋購入。
どういうところが「関西風」なのか、店員さんにうかがったところ、一般的に売られている七味唐辛子は関東風なのに対し、ゴマや山椒の配分が多めで辛さがマイルドなんだそうです。
というわけで、成田の鰻屋さんですが、基本どの老舗店舗に入ってもハズレることはないと思いますが、ご興味のある方はぜひ。