ロキサーニBF8に台所のアレを組み込んでブレーキ性能を強化!!
前回、ロキサーニのスプールのサイドについている重たいプレートを削り取って、マグネットの配置を工夫して・・・というカスタムをしました。
まだ、試投はしていないものの、ラインの先に2g程度の軽いウェイトをむすんでクラッチを切ると、スルスルーっとラインが出ていくのは以前と比較すると雲泥の差で向上しました。
が。
糸は出ていくものの、ブレーキをMaxにしてもあんまりブレーキが効いてないように感じます。
このままキャストしたらバックラッシュ必至なのは目に見えてきました。
さて、どうしましょ?
取り外した部品は元には戻せないですし、今の状況を良い方向に持っていくアイデアはないものかと思案。。。
で。
ブレーキを強化するために、「スーパー軽量なブレーキユニット」のイメージが頭に思い浮かんだので早速作成に取り掛かってみました。
台所にあるアレで工作
今回加工したスプールだと、マグネットブレーキがスプールのフチという極めて小さいエリアでしか作用していないのであろう、という仮説を立ててこの面積をどうやって拡大するか、をやってみたいと思います。
いちおー今更ですけど、マグネットブレーキについて勘違いしている人がいたらここでこっそり説明しておきますので、これを機に正しい知識を身に着けておくのもよいかもですよ(どの世界でも誤った知識をこれでもかっていうくらい攻撃してくる変な輩さんがいらっしゃいますのでw)。
よくある間違いTOP1としてあげられるのが、マグネットブレーキは磁石がスプールを引き寄せて制動させているわけじゃないってことです。
正しくは電磁誘導という現象を利用して、抵抗を生んで制動させているのです。
簡単に言っちゃうと、プラスチックとアルミでできた同じ長さの定規があったとしましょう。
その上の端っこに磁石を置いて、2本の定規とも同じくらい傾けていって定規の上を滑らせたとします。
そしたらアルミ(金属ですけど磁石にはくっつかない素材)の方が滑るのが遅くなる、という現象を応用したブレーキなのです。
なお、この現象は定規の材質がアルミに限り発生するものではなく、電気を通す物質であればどれも作用するものになります。
ということを前提に、次のようなものを用意しました。
どこの家庭の台所にも大抵置いてあるアルミホイルってやつですね。
これを、写真にあるセロテープの丸みを使ってシワシワを綺麗に慣らしていきます。
そして、取りいだしたるは、ノギスっていうかコンパスっていうか、それにカッターがついた工作道具です。たしか百均で買った気がします。
これで、スプールの側面の内径を図り5mmくらいの幅でドーナッツ状に切り抜きます。
刃こぼれしていたようで、多少仕上がりが汚いですが、まぁ、良しとしてください。
のっぽさんとゴン太くんに見られたらどつかれそう・・・。
わくわくさんだったら、見逃してくれるかな?
と、ちょっと話がそれてしまいましたが、くり抜いたこちらのアルミホイルをスプールに貼り付けます。
ちょっと汚いですけど、あくまで実験ですから、ご容赦下さい。
アルミホイルですから、重さなんてほとんどないですし、でも、電気を通す材質だからちゃんと電磁誘導の現象も発生させるという・・・コレ、他にやっている人いないんじゃないですか?
もしかしたら私はとてつもないマグネットブレーキのカスタマイズ方法を編み出しちゃったんじゃないかと感動に震えているところです。
西野カナなんて比じゃないくらい震えてます。
まぁ、彼女の場合は別の理由で震えているようですが。。。
はたして結果は?
冒頭のテストと同様に2gのシンカーを巻いてブレーキMinとMaxでクラッチを切った後の落ちていくスピードを比較してみると・・・
スプールに何もつけていない場合とはMaxの時の糸の出方が明らかにちがっているではありませんか。
ということは、明らかにブレーキは作用していると言えると思います。
しかもこのカスタム部品、アルミホイルですから耐久性は期待できなそうですけど、もし破けちゃっても台所から持ってきてサクッと作り直せる手軽さが我ながらもう一度「考えついたワタクシ、もしかして天才なのでは?」と絶賛自画自賛中ですw
早く試投してみたいなー。
もし、成功って呼んでも差し支えないレベルで使えたら・・・
台所(Daidokoro)にあるもので
カスタム(Custom)したスプールってことで、
”DCスプール”って呼ばせて下さいw
※当ブログで紹介したこのカスタムは性能を保証するものではありませんので、行う場合はあくまで自己責任でお願いします。