自作魚子ラバ(ニセラバ)の製作手順を日本一詳しく(?!)解説。
未だ、釣具店で滅多にお目にかかれない魚子ラバ。
売ってないなら、似たものを作っちゃえとやってみたら意外とこれがちゃんと釣れる。
実物も持っているので使用比較してみてもそんなに釣果は変わらない気が。。。
ってことで、割とどこでも手に入るものでサクッと作れてしまうので、作り方を紹介していこうと思います。
まずは材料から書いていきましょう。
はい、どーん。
用意するもの
①ラバースカート
自分で作ってみたこともありますが、本物を手に取ってみるととても質が違いすぎて、ラバーの部分は本家のスペアパーツを購入しちゃうのが
間違いない、とネットで購入。
ちなみに自分でラバーを切り取って作った自作魚子ラバ第1弾のラバー部分はゴム手袋を切り出して作ったのですけど、真夏の車の中に入れていたら溶けてました。。。
ちなみに、送料込みで2パック(4個)で1,000円弱。(250円/個)
②フック
通常のマスバリだとアイが針に対して垂直についていますけど、これは水平のバージョンです。
基本どちらでもいいですが、大きさは対象魚に合わせて考える必要がありそうです。
8本入りで300円くらい(37.5円/個)
③ガン玉
ヘッド部分になります。これも自分の使いたい重さのものを選んでもらえればいいんですけど、可愛いお目目を絶対につけたい、ということであれば、2.0gくらいから上が見栄えも良くなり望ましいと思います。
5個入りで300円くらい(60円/個)
④針金
オイカワ用ルアー"松本くんと稲葉くん"を作る際に購入した針金がまだ残っているのでこちらを流用。
太さと加工のしやすさのバランスを考えると、写真に写っている0.55mmくらいがちょうどいいと思います。
値段にしたら微々たるものなので省略します。
⑤目玉のシール
目玉があると、製品感が増すというか、それっぽくなる気がするので自己満足で必ず貼り付けています。
こちらも、道具箱の奥底に眠っていたのをそのまま流用。
画竜点睛。
今は100均で購入できるみたいなので良い時代になりましたねぇ。
42個入りで100円(5円/2個)
作り方
1.針金を適当な長さに切り、フレームとなる部分を作ります。
その一番最初のステップとして片方に愛を作ります。
あ。
間違えました、愛は作るものではなく育むものでした。アイのことでした、すみません。
なお、先が円柱形になっているラジオペンチがあるとアイを作るのがとっても楽チンになります。
100均で買ったようなホムセンで買ったような記憶が曖昧ですが、そんなに高い買い物ではなかった気がします。
普通のラジオペンチと2つあると手際よく作業を進められると思います。
2.もう片方アイを作る前に、フレームの長さを決めておく必要があります。
というのも、後でヘッド部分にするガン玉の直径とラバースカートの結束部(ゴムバンド)を通す長さをとっておきます。
あとはお好みでそれ以上に伸ばすも良し、的な感じで。
そうそう、2つ目のアイを作る前にあらかじめラバースカートの結束部をフレーム部分に通しておくと後の作業が楽です。
それと、今回はスプリットリングを使わないので2つ目のアイにフックも通しておきます。
3.ガン玉をどちらかのアイの付け根にあわせてカミツブシます。
この後、ラジオペンチで潰した平面部分に目玉シールを貼り付けるので、平面部分の面積が目玉を貼り付けられるくらいの大きさになっているか注意しながら力をかけて潰していきます。
また、フレーム部を横から見た時にガン玉がフレームより上か下に若干偏る位置にするのが良いと思います。
これは、バランスを安定させるためです。
4.最後に目玉を貼り付けます。シールの粘着力は大したことないので、セメダインや瞬間接着剤など強力なものを使っておいたほうがいいと思います。
5.出来上がったら、いろんな角度から見て愛でます。そして次の釣行を心待ちにします。
6.当記事をSNSで宣伝します。
・・・まぁ、5と6は半分冗談ですけど、そんなに難しい作業ではないということはお分かりいただけたかと思います。
まとめ
このニセラバ、本家魚子ラバの販売元であるRudie’sさんで、販売されているスペアのラバーを購入しているのでメーカーさんに損害を与えているわけではないですし、これが流行れば、ひとまず本体の品不足のクレーム回避にもつながるんではないかと思うと、むしろ貢献しているんじゃないかと自画自賛しちゃいたいくらいですw
なので、Rudie’sさん、魚子ラバ本体の増産が難しいようでしたら、ラバーだけでもガンガン市場に流してもらえないでしょうかw
一番いいのは魚子ラバの本物の市場流通が安定することなんですけどネ。実物は本当に良い製品だと思っています。
なお、前述の「用意するもの」のところで記載した金額から1個あたり製作にかかる材料費をトータルすると以下の通りです。
250+37.5+60+5=352.5円
魚子ラバの標準小売価格が520円ということを考えると、コストメリットはそんなに感じられないと思いますが、現在入手困難な状況の回避策としてはアリなのでは、と思っています。
なにより、「自分で作ったルアーで魚を釣った」という体験は結構アツいものがありますし。
ということで。
もし、ご興味が湧いてきたら、束の間のルアービルダー気分を味わってみてはいかがでしょうか。
ってかこの場合のラバーってLoverじゃなくてrubberなんですよね(一応、補足)。