一人の釣りキチ少年との邂逅(ちょといい話)。
土曜の朝は”釣り”からはじまる
4/17(土)は午後から天気が崩れるという話だったので、朝7時に家を出てから最近ハマっているリバーシバスのポイントに向かった。
1時間ほどジョイクロを投げ倒したもののチェイスすらないので、「そうは簡単に釣らせてくれないよなぁ」と納得しながら別の釣りポイントを探すことに。
とはいっても、この日のお昼ご飯は家族でジョイフル本田前にできた「竹岡系も勝浦タンタンメンも出してくれる王道家系列のラーメン」を食す、という約束もしていたので、そんなに遠出も出来ないことを考慮し、川を上ってみて釣れそうなところがあったらキャストをしてみる、というプランを実行。
一人の釣りキチ少年
途中でちょっと感じの良い堰を見つけたので車を降りてしばらく歩きながら、降りられそうなポイントを探していると、ベイトロッドを2本抱えながらあぜ道をBMXっぽいチャリンコを引いてくる少年の姿が。
中学生か高校生っぽい彼は自転車を置いて、釣り場に下っていく道を降りようとせず、「もしかすると気を遣ってこちらが先に降りるのを待っているのかな」と思い「ここ釣れますか?」と親子ほど年齢差があるとは思いつつ第一声は敬語で話しかけてみた。
すると、この辺では、スモールもラージもシーバスも釣れるばかりか、バイブレーションを投げるとボラも食らいついてくる、という。「ルアーで釣れる魚」の常識を覆す”ローカルな情報”は貴重で実にありがたい。
せっかく良い話を聞けたのと、私にとっては初場所であることもあり、ローカルの釣り人に敬意を表しつつ「お先にどうぞ。そのポイントで少し離れて一緒に釣りさせていってもいい?」と確認してからポイントに入った。
予想通り、この少年は近所に住んでいるとのことで、バッグからスマホを取り出しこのポイントで釣ったというバスの写真を見せてくれるサービス精神。ってか、写真に写っている魚体はダウズスイマーで釣った1枚っていうことで、ひと目で大きさが確認できるほど。
更にさらに、この前釣ったポイントを事細かく説明してくれて、「そこに投げたら多分釣れますよ」と逆に接待されている社長さんのようなもてなされ方。
で、言われたとおりにポイントにジョイクロを落としてみたところ、1投目で40cmオーバーのスモールマウスを釣り上げられました。遅れに遅れた2021年の初バスです。
Good-bye,マイジョイクロ(悲)
しかーし。
ランディングこそ出来たもの針を外そうとしている時に暴れに暴れて糸が切れて魚とともにジョイクロが水中に消えていってしまった。
そう、映画「タイタニック」の終盤でディカプリオが海中に沈んでいくかのごとく・・・。
グッバイ、3850円・・・君のおかげで2匹のシーバスと1匹のスモールマウスバスを釣ることが出来たよ、君のことは忘れないよ・・・。
懐かしのスコーピオン
ジョイクロごと川に帰っていったスモールバスですが、先程の少年が見ていたので、「もしさっきの魚、君が釣ることがあったらあのジョイクロ差し上げるね」と大人としての余裕を見せつつも内心はもう悔しくて悔しくて・・・来週また釣りに来ようw
なお、この少年、ロッドはゾディアスと今風のタックルだったのだけども、それにくっついているリールが随分年季の入ったあずき色のスコーピオンだったので、思わず「年季の入ったリール・・・」と質問とも独り言ともとれる言葉を無意識に発したところ、その少年はちゃんと拾ってくれて「これ、お父さんにもらったやつです」と答えてくれた。
いやぁ、親が子へリールを受け継ぐってなんかロマンティックが止まらないなー、2代に渡り大事にされるスコーピオンも幸せもんだなぁ、ちょっとイイ話だなぁって思った次第。
また「向こうでバイトがあった」と教えてくれたり、とてもホスピタリティがあるようで、このポイントにはじめてきた40歳も半ばを過ぎたおっさんに気を遣っていたら彼自身の釣りを楽しめないのでは、と心配になってきたので、「今日は帰るので、あとはごゆっくり」と挨拶をして退散。
ジョイクロさんを買い直し^^
で。
やはり、ジョイクロさんと過ごした日々を忘れられず、ソッコーで買い直しました。
現金持ってなかったからカードで買いましたよw
カラーは吉田撃さんがよく使っていたイエローチャート。本当はMCパフォーマーのカラーとかあればよかったんだけども、実は一番信じているルアーカラーはイエローチャートだったりするので納得のお買い物。
元々のジョイクロのテールのスペアが残っていたので、そちらをつけてテールは控えめにしてみよう、という魂胆。
ついでにラインも12lbを購入。いままで10lbでジョイクロ128を投げていた事自体もしかするとかなり糸切れのリスクがあったのかも、ということで帰ってきてから速攻RevoALTに巻き巻き。
そして、前述の青年が語ってくれたボラがバイブレーションにアタックするというお話に興味が湧いたので、やっすいのを一つとやっすいクランクを購入。この2つでアンダー1000円。
ちなみに上のCRAZEE(クレージーって読ませるのかな?)というメーカーのルアーは、アウトドアショップで有名なWild-1で見かけて一度購入したことがあるけれども、値段の割になかなか丁寧な作りでけっこー好き。
次はこのシリーズのミノーを買ってみようかな。
まとめ
今回開拓したポイントは、私の釣り歴の中で一番楽しめそう、と言っても過言ではない”エデン”とも言えそうな場所なので大切にしていきたいと思うのである。