スピニングが嫌いってワケではないのです。
このところ、ベイトフィネス に関することしか書いてなかったですけど、スピニングが嫌いってことではないのです。
スピニングにはスピニングにしかない利点があります。
いろんなご意見があると思いますが、私は以下の2点が構造上考えてみてもスピニングが優れているところだと思います。
●その1 飛距離
ルアーをキャストすると、ルアーの飛んでいく威力でスプールからラインは引き出されていきますよね(当たり前の事、言っててすみません。。)。
その際に糸にほぼ負荷がかからず引き出されるのはスピニングです。
ということは、より少ない抵抗で糸が放出されていく訳ですから、より遠くに飛んでいくのはご理解いただけると思います。
なので、サーフで広いエリアをとにかく探る必要がある釣りをする人がスピニングを使うというのは理にかなっている、というところに繋がってくる、ということです。
また、投げるものが小さければ小さいほど抵抗による差異がベイトリール と比較すると顕著に出るということを考えると、例えば3gを切るくらいのルアーを投げる時にはよりスピニングの方が飛距離が出る、というわけです。
なので、例えば、初めて来たポイントでアジやメバルがどこにいるか見当がつかない時はより広範囲をスピニングで探るのがより効率的に釣果を追えると言えるでしょう。
●2.一気に目的のタナまで潜らせられる
理由は飛距離と同じで、ルアーがラインを引き出す際の抵抗が少ないことで、ルアーの自重そのもので沈んでいくため、よりスピーディに潜らせる事が出来ます。アジングやメバリングでは、「表層にフグがうじゃうじゃ」みたいなシーンでは特に威力を発揮すると思います。
また、縦の動きを意識した釣りではルアー本来の動きを損なう事なくアクションを加えられるので、魚に余計な警戒心を持たれにくい、というメリットもあります。
という風に、ベイトリールもスピニングリールもそれぞれ一長一短があり、それらをうまく使い分ける事が釣果アップにつながる、というわけです。
かくいう私もまだまだ修行中の身ですので、まだまだ精進していきたいと思います。