カテゴライズに縛られていない？
インターネットを起源とする情報過多の時代に入って幾年。
知らないことはちょっと調べれば（スマホに話しかければ）、スパッと回答してくれる便利な時代になりましたねぇ。
そのおかげなのか弊外なのか、いろんなものが細分化（カテゴライズ）されるのが当たり前になってきたような気がします。
例に漏れず、釣り業界にもその流れが浸透していますよねぇ。
私が釣りの楽しさに最初にハマった頃（小学生時代）に比べると、そりゃぁもうえっらい数のカテゴリーに分かれているなぁって驚いています。
あ、ちなみに、「昔は良かったなぁ」とか懐古主義のお話ではないですからネ。
最初に結論言っちゃいます
・カテゴリ分けに踊らされて、お金の無駄遣いしていない？
・自由な発想でやるともっと経済的＆釣りの幅が広がるんじゃない？
みたいな問題提起をしたく、当記事を書いています。
早い話が、以前の記事で「拾ったバス用ルアーでムラソイを釣った」というのを書きましたけど、あれこそが、言いたいことの体現だったりします。
と、いうことで。
少しだけ深堀していきましょうね。
専用タックルは必須ではない
ヒロキマツカタみたいにカジキを狙ってトローリング、的なスケールが桁違いな釣りは別として、
我々が休日にやっている比較的手軽な釣りには、はっきし言って専用タックルは必要じゃない、と思っています。
・バス釣り
・アジング
・メバリング
・エギング
・チニング
・穴釣り
・エリアトラウト
・ウグイ・オイカワ・カワムツ等の川魚のルアー釣り
https://fumian.official.jp/archives/post-2287上記の釣りだったら、1タックルで全然いけちゃうというのが持論です。
ロッドやリールに適応ラインの太さとルアーの重さが書いてあるのはあくまで目安くらいと考えています。
だって、適用範囲を外れた使い方をしたらすぐに壊れた、なんてことはな今までなかったですし。
自身が使う上で、こりゃ使い勝手が悪いなと思い始めたら、そこから最適なタックルを検討する、それくらいの心持ちでいいんではないか、と。
冒頭の「情報過多」ついて、情報収集ばかりが先行すると「●●を釣るには専用タックルがないと釣果が出ないんだ」と情報にいつの間にか洗脳されてしまい、気が付けばロッドやリールに無駄なお金をかけていませんか、という事です。
ちなみに、いろんなロッドやリールを使ってみたいという「欲求」に基づき能動的に揃えていくのはよいと思っています。私も「あのリールなんか良く飛びそうだから使ってみたいなぁ」とかで気が付けば1年に1個くらいのペースで増えていますしｗ
危惧しているのは「●●を釣るには専用タックルがないと釣果が出ないのでは？」というやんわりとした強迫観念からタックルを買いそろえていくのはあまり健全じゃないんじゃないか、ということです。
専用ルアーも必須ではない
ルアーについても同様です。
釣具屋さんでは、対象魚毎にルアーの陳列エリアが設けられ、商品のパッケージにも何を狙うためのルアーなのかまで”ご丁寧に”書いてあります。
まぁ、確かにメーカーさんとしては幾多のフィールドテストの元、製品をリリースしていると思いますので、記載内容には嘘偽りはないと思いますし、その通りの使い方をするのがまあ無難ですよね。
けど当たり前のことですが、魚は製品パッケージも見ないですし字も読めないです。
そんなこんなで、こう思う事ないですか？
「このルアー、バス釣り用って書いてあるけど、メバルとか食いついてきそうなんだよなぁ」
その知的好奇心というか思いつきを元に自らで仮説を立てて、その通りに釣れちゃったら、それはもうこの上なくテンション上がると思いません？
なので、私がルアーを作る際にもそんなに厳密に対象魚を見据えて作ってはいないです。
「とりあえず投げて魚がいればなんか釣れっぺ」くらいの軽い気持ちです。
最後に
私は釣り業界を敵に回すつもりで書いているわけではなく、一つのルアーがいろんな釣りで利用できるって紹介されたら、そのルアーを手に取るユーザー数は必然的に増えるんじゃないかなって思うのです。
でも、メーカーや釣り具屋さんとしては、1個で何でもできちゃうとその分、数が売れないから品ぞろえを豊富にした方が商売としては美味しい、ってところなんでしょうかね～。
でも大手じゃない、製品ラインナップが限られているインディーズメーカーさんだったら、他社と差別化するのに良いプロモーションが出来そうですね。
※久々に良いこと言ったかなぁ。共感されたメーカーさん、いつでもテスター引き受けますよ～ｗ
釣りの楽しみの一つに想像力ってあると思うんですよ。
水中の様子、ポイント選択、キャストイメージ、釣れた時の竿のさばき方・・・それら一つ一つを想像して思惑通りに魚が釣れた時に最大のカタルシスを得る、的な。
その「想像」に、タックル選び・ルアー選びを制約なく試行錯誤する「想像」を加えると、さらに楽しくなるんじゃないかなってことで^^
「全てのアングラーよ、想像力を解放せよ」・・・なんつってｗ