【かんたんスタート、メバリング②】~リール選びとライン~(全5回)
今回は第2回ということで前回の”ロッド選び”に続き”リール選び&ライン”についてお話をしてまいります。
リール選びに関するポイントは次の3つです。
1.サイズは糸巻量4lb-100mを基準に
モデル名に1000だの2000だの番手がついていますが、各メーカーによって基準が異なる場合があるので番手で選ぶよりも糸巻量を基準に選んだ方が確実です。4lb(1号ってやつですね)を100m負けるサイズのモデルがメバリングには最適だと思います。
2.価格差による使用感の差はそれほどない
雑に言ってしまうと「ベイトリールのようにお金をかければかけるほどよく飛ぶ」みたいな分かりやすい性能差はない、と思ってもらってOKです。
リール自体も小さいサイズなので、安い価格帯のものからありますので、これも店頭で触ってみて重さ、巻き心地や回転の負荷(ギア比)、デザイン、フォルム、色使いなどから好みのものを見つけるといいと思います。
強いてあげるとすれば、海で使うのでお金に余裕があれば防錆機能が搭載されたものであればベターだと思います(ちなみに、私が持っているスピニングリール3台はいずれも防錆機能なしですが、どちらも快適に使えていますので必須条件ではない、とだけ補足しておきましょう)。
防錆機能のないものでよければ1万円以内のモデルで必要十分だと思います。
3.主要3大メーカーの個人的な印象
以下に記載する各社の特徴を踏まえて、フィーリングが合うモデルを見つけていただければ幸いです。
各社のリールについて1万円以下の価格帯のモデルの写真も貼り付けておきますね。
●SHIMANO
・自転車のギアを作っている会社だけあって回転の滑らかさ=巻き心地は頭一つとびぬけた印象あり
・低価格帯のモデルのカラーリングがおっさんくさい(銀系が多いので昭和の雰囲気を感じてしまうのは私だけ?)
●DAIWA
・低価格帯において見た目、使用感、価格帯のバランスが良い
・ベイル部分が太いのは安心な反面、重たそうな印象
●Abu Garcia
・スペアのスプールがついているモデルがあるので、ナイロンとフロロを巻き替えることなくスプール交換で簡単にチェンジできる
・巻き心地は明らかにSHIMANO、DAIWAに劣る
ラインと”ひと手間”の設定
PEラインだとさきっぽにリーダーの追加が必須なので一手間増えちゃいます。面倒臭いですよね。
したがってラインは4lbのナイロンかフロロで良いと思います。
それと。
メバリングは基本的に足元〜比較的近距離に投げる程度の範囲を攻める釣りなので、遠投はあまり必要としません。
なので、糸巻き量はMAXまで巻かずに4割〜5割程度の下糸を巻いてその上から本当に使うラインを巻いておくと良いと思います。
それは、もしライントラブルを起こしてしまった時などリールに巻いたラインが多ければ多いほど、復旧までに時間がかかり最悪の場合復旧できない、なんてことにも繋がるからです。
なので、実際に使うラインの量は必要十分な量でおさえておく、というのも快適な釣りのためにオススメしておきます。
(ただでさえ寒い中で釣りするわけですから、かじかんだ手でライントラブルをなおす、なんて考えただけで切なくなっちゃいません??)
というわけで、第2回目は”リール&ライン”をテーマにお届けしました。
さて。
第3回目のテーマは”ワーム選び”です。
お楽しみに。