【ゲームの話 レビュー#2】レイトン教授VS逆転裁判(3ds)
当サイトでは、発売から5年も経ったらレトロゲーという定義でやっております。
そして、新カテゴリーの記事は少し初動でがっつりストックしておこうと思い、間隔開けずのアップです。
そんなわけで今回紹介するのは「レイトン教授VS逆転裁判」です。
2012年発売なので、もう10年近く前のタイトルになるんですねー。
したがって当サイトのレトロゲーの範疇に入るってことで。
どんなゲーム?
本作は謎解きパズルと法廷バトルが交互に繰り広げられるゲームです。
前者は頭の体操的なやつ。
少しご年配の方ならこちらの本を見たことがある人はいるのではないでしょうか。謎解きパズルはこの著者が監修しています。
表紙のイラストレーターは奇しくも「ファミ通」のキャラ、ネッキーくんの作者ですね。
そして、法廷バトルについては、テキスト選択型アドベンチャーゲームの発展系となります。
超ざっくり言っちゃうと「矛盾という名の間違い探し」的な感じです。
レイトンはLEVEL5、逆転裁判はカプコンとそれぞれメーカーが違うのですが、おそらく「どちらも頭を使うゲームだからもしコラボできたら双方のファンを取り込んで新規顧客を見込めるんじゃね?」とかそういったところから発案者側のメーカーがダメ元でオファーしたら通っちゃった的な経緯で制作がスタートしたんじゃないかと。
双方のタイトルのイメージを損なわないように、舞台はロンドンでも日本でもない魔法が実在する世界(って・・・ほんとはそうじゃないんだけど)で展開される事件を解明していくという点は落としどころとしては英断だと思いました。
特徴
・どちらのファンも納得出来るバランス(どちらかのタイトルに寄せた作りにはなっていない)
・ボリューム満点(悪く言えば冗長っていう見方も)
・双方のファンを取り込もうという前提があるせいかどちらも難易度は易しめ
・レイトンのパートで貯めたひらめきコイン(謎に詰まった時にヒントをもらえるアイテム)を逆転裁判の法廷パートで使える
・一見、トンデモ展開のように見えて、ちゃんとタネがあるお話の展開
このタイトルを手に取ったきっかけは、当初「久々にレイトンやってみようかなぁ」とお店に行ったらこのタイトルが激安で販売されていたからです。
ちなみに激安ゲームには2種類あります。
1つは「目も当てられないくらいクソつまらないタイトル」
もう1つは「たくさん売れると思って大量生産したけど、思いのほかみんなが買ってくれずに在庫がだぶついてしまったタイトル」
本作は後者にあたるんではないかなぁと思うくらいには面白かったです。
でも、続編ができないってことは、市場に受け入れられなかったのか権利関係が複雑でもう2度とやりたくないと製作陣が思ってしまったのかよくわかりませんが、いまのところこのコラボは1回しか実現していない状況です。
総評
お気に入り度:★★★☆☆
法廷パートの各キャラの動きが毎回こってり&しつこい。背脂ギッタギタのラーメンくらいこってりなかんじ。
法廷パートの矛盾探しに何回か詰まった(私が矛盾を見つけられないのが悪いかもしれないけど、法廷パートでひらめきコインを結構消費)
レイトンも逆転裁判もどちらもやったことない方はとりあえず本作から試してみて相性が良い方のシリーズを過去作から順にやっていくってのも良いかもです。
このゲームを一言でいうと・・・「本作オリジナルキャラのネーミングから設定を推測するのが実は一番楽しかったりする(例:ジョバンニジコール→序盤に事故る)」
ネット通販だと中古で送料込み1,000円以内で購入できる今が狙い目かも。