バスもギルも悪者じゃなかった?!
ちょっと昔に「不都合な真実」っていうタイトルのドキュメンタリー映画がアメリカを皮切りに世界的に話題になりました。
作ったのは、クリントン政権時代のアメリカの元副大統領アルバート・ゴアさん。
超かいつまんで書くと「環境問題にもうちょっと真剣に取り組んでいこうよ」って内容。
この「不都合な真実」ってタイトルが、我々釣り師(特にバスアングラーさんにとっては他人事じゃない重要なオハナシ)の身近なところでぴったり当てはまることがあるじゃないのよぉ、っていう動画を見つけたのでご紹介します。
動画のタイトルは「魚はなぜ減った?~見えない真犯人を追う」。
登壇者は東京大学大学院教授。
感覚にまかせ与太話をべらべらしゃべるような方ではなくちゃんとした研究者の方です。
われわれ聴講者に対して分かりやすい資料&説明をしてくださっていることもあり、2時間弱の動画でしたがあっという間でした。
釣り師は知識として身につけておいて損はないと思うので、一人でも多くの釣りを楽しむ方に見てほしい、と思い紹介させていただきます。
それすらも面倒くさいという人には、どんなことについて語られているのかアジェンダを書いておきますね。
・湖沼の魚が減ったのは外来魚が原因か
・貧栄養価が原因か
・水草の減少が原因か
・沈生植物と浮生植物の環境の影響の違い
・昔はなぜ魚が豊富だったのか
・なぜ水草は消えたのか
・護岸工事で魚は減ったのか
・なぜ宍道湖のテナガエビ・ウナギは減ったのか
・エピローグ「魚を守るには~釣り人への期待」
なお。
動画をアップしているのは公益財団法人日本釣振興会です。
この財団法人もいろんなステークフォルダーがいる事は容易に推測できるので、こういう有識者の方を招聘して語ってもらう、というのが精いっぱいなのかなぁと思ったり。
(この動画を公開してくれるだけでも十分有難いんですけどネ)
だからこそ。
我々、アングラーはこういう話に耳を傾け、知識として吸収していくことがマナー向上と同じくらい重要なんじゃないかと思いますがいかがでしょうか。
本当はこういう話を更に老若男女に分かりやすく説明できる人が、釣り業界にもいてくれれば更に業界の発展につながると思うんですけど、残念ながらプロと呼ばれる方々はこの辺の話をする(出来る)人がいないようです。ってかタブーなんですかね。
タブーなんであれば、業界の発信に頼ることなくこういう学術的な見地から話を伺える機会を利用してワタクシは”正しい知識”を吸収したいと思った次第です。
テレレレッテッテッテーン♪
文庵はかしこさが1上がった。