【DREAM TACKLE DESIGN】Formula D レビュー(実釣編)
アメリカのフィッシングショー「ICAST2021」 にて「BEST of ICAST2021」を受賞したベイトリール が日本に初上陸ということで、前回、提供いただいた製品の開封記事を”(たぶん)日本国内最速”でアップしました。
想像以上のクオリティの高さにクリビツ(=びっくりの意※昭和に使い古されたフレーズ)したわけですが、こうなったらすぐにでも試してみたい、というのが人間ってもんですよね。
ということで。
早速、フロロカーボンライン6lbを35m弱くらい巻いて釣行してきました。
※スプール径(33mm)✖️円周率(少し正確に3.141592で計算)✖️ギア比(8.1)でハンドル1回転あたりの糸巻き量を84cmと算出。
ひとまずハンドル40回転分巻いてみました。
なお、こってこての文系人間なので、上記の計算式に自信は全くありませんw
もし考え方が間違ってたらご指摘ください〜。
はっきり伝わる”抜け感”
私の釣りスタイルは読者の皆さんならお分かりの通り”フィネス”がメインです。
特に海釣りでは、1〜2g程度のジグ単をメインいする超ウルトラライトなスタイルです。
このスタイルに通用するか、真っ先に試してみることにしました。
【セッティング/環境】
・ライン:フロロカーボン6lbをハンドル40回転分
・ジグ単:ダイソーの1.8g
・ワーム:根魚フラットを半分にカットした”はんぶん不思議”カスタム
さっそくマグネットブレーキ設定をMAXにしてキャスト。
「あれ、思っていたよりも遠くに飛んでいくぞ」というのが第一印象。
着水予測ポイントを注視していても、それよりも遠くにぽちゃっと落ちてくれる。
DAIWAのSVスプールともSHIMANOのFTBとも異なる、不思議な”抜け感”あり。
遠心ブレーキほどではないものの、これならもっとマグネットブレーキを緩められると徐々に下げていき目盛5.5くらいが糸が浮かないボーダーラインというところまで判明。
あまりに予想以上の飛距離なため、ワームをつけずに前述のダイソーのジグ単1.8gだけでキャストしてみたところハンドル30回転分(約25m)のラインが放出されていきました。
こりゃぁダークウルフ50とは比べ物にならない(これはこれで値段の割にはよく飛ぶんでくれるんですけどね)。
下手すると、Tatula SVTW中華スタム(スプール、インダクトローターとハンドルノブを最軽量化したもの)と同じくらい飛ぶんじゃないのっていうレベル。
ブレーキシステムは見た目普通のマグネットブレーキなんだけど、このメーカーが特許を持っているいうFLITE SHAFTとFLITEスプールっていうところに、もしかすると特殊なギミックっていうかアーキテクチャーが盛り込まれているのかもしれないですね。
(※メーカーに問い合わせ中なので、もし詳細が分かったら本記事にて追記予定)
早速入魂っ!
キャストフィールを体になじませたので、いよいよ本腰入れてお魚さんを狙っていくとしましょう。
はい、もう釣れちゃいました。
岩の隙間から魚をぶっこ抜くには8.1:1というギア比はちょうど良いというイメージ。
クラッチも固すぎず柔らかすぎず手返しよく攻めることができます。
ワームをゲーリーヤマモトの一番小さいサイズのグラブにチェンジして2匹目をゲット。
サイズも20cmくらいそこそこでお腹パンパンだったのでたくさん赤ちゃんを産んでくれることでしょう。もちろんリリースです。
この子とのファイト中にドラグの動作を確認できました。
サウンドこそついていないですけどヌルヌルな感じで、こちらも満足な効き具合です。
3匹目はおチビちゃん。
ハイギアだと巻き合わせでもがっちりフッキングしてくれます(っていう印象)。
総評
前述の通り、文庵自慢のチューニングしたTatula中華スタムに迫る飛距離を出したことには正直驚きです。
Tatula本体+チューニングに要した部品類の総額で比較すると、本製品Formula Dの方が安く済んじゃうかもです。
当初「ベイトリールの1台目はSHIMANOやDAIWAやAbuGariciaでチョイスし、2台目購入の際の選択肢の1つとして良いかもですね」というまとめに帰結するかなぁと思っていたのですが、このリールを1台目として購入するのも全然アリだと思いました。
特に人とは違うものを求めている人、たとえば国産だったらG-nius projectのGRAVIUSやTailwalkのフルレンジあたりを購入検討している人は選択肢の1つに入れてもきっと後悔はしないと思いますよー。
当サイトでは、”自称”Formula D普及大使としてベイトタックルで行う釣りは当面この”Formula D”をメインリールにしたいと思います。
ほんと良いリールに出会えました。
【おまけ】DREAM TACKLE DESIGN様への要望
公式サイトの誤字・脱字は早めに修正した方がよいかと(^^;)
お買い求めになりたい方は、公式サイトから注文できます。
https://www.dreamtackledesign.jp/