バス釣りの名所で超能力捜査?!
最近、TVで超能力捜査の番組をやらなくなっちゃいましたよねぇ。
「TVのチカラ」とか結構好きだったんだけどなぁ。
「高橋さん、高橋さん」って呼びかけるあのカンジ、実に懐かしいっす。
っていうか、だいたい超能力で事件は解決するのかね、って視聴者も疑いの目で見見ていた多分にあると思います。
でも。
この番組が放映されていた時期よりもはるか昔、この「超能力捜査」で解決しちゃった事件があるんですよ。
それも、私の住んでいる千葉県のバス釣りの名所で。
ということで、事件の詳細に迫ってみましょう。
こつ然と消えた少女
時を遡ること今から40年以上前のお話。
1976年にその事件は起こりました。
千葉県市原市にある山倉ダムの周辺で当時7歳の少女が忽然と姿を消しました。
ちなみにこの山倉ダムってところは、今は釣り禁止です。
まだ1990年代の頃はここで釣りをしていると、警備員さんが拡声器で「そこの釣りしている人〜、危ないから出てきなさーい」と注意をされている程度でしたが、それでも効果がなかったのか、2000年代に入ると警察に通報されて連行されるようになったとか。
私も良い年をした大人なので、こんなつまらんことで人生を棒に振るなんてことはまっぴらごめんですので、当然入っていません。(けど、90〜91年頃まだティーンエージャーだった頃にはいっとき通っていたことがあります。バスがめっちゃイージーに釣れたので、当時のバス釣りキッズにとってはメッカっていっても過言ではないくらい。でもやはりいけないことはいけないことですよね、反省しています)。
小学校の帰りの会に先生から「山倉ダムはすり鉢状にできているから一度落ちたら上がってこれないのでくれぐれも近づいちゃだめです」とよく言われたものです。
超能力捜査、開始っ!
そんな、危険スポットの周辺で忽然と姿を消した少女を、当時警察は700名以上の警官を動員し操作を行ったとのこと。
そこに、某TV局がイギリスからジェラルド・クロワゼットという(自称)超能力者を呼んで捜査を行ったらしいんです。
(超能力捜査の番組ってかなーり前からやっていたんですね)
クロワゼットさんの透視では下記の見解。
・残念なことに美和ちゃんはすでに水死している。
・現場には広い道がある。
・川があって、その川では最近別の人が水死している。
・大きな池が見える。
・その池の中から黄色いものが突き出ている。
・道路と池の間に建物や林がある。
・自動車のスクラップの山がある。
・隣に子供の遊び場がある。
・桟橋にはボートがつないである。
・売店が見える。
・・・。
んー。
実に抽象的な透視で、どういうシチュエーションでも当てはまりそうな透視結果。
だがしかし。
なんとっ!
みつかっちゃったんですよ、この少女のご遺体が。
水面に浮かんでところを発見されたそうです。
この結果に「クロワゼットが発見」とマスメディアも大騒ぎ。
「超能力者の予言で見つかる」なんて書いちゃう新聞社もあったようで。
まぁ、それ以外にも2015年前後にミイラ化した遺体が発見されたり、最近だったらでっかい台風により水上メガソーラー施設がぐっちゃぐちゃになったり、それはそれは話題に事欠かないダムだったりします。
この話、からくりが・・・
その日の朝から300人位を動員してによるダム周辺の大捜索が行われる予定だったということ、ダム周辺だけがまだ捜査の手が及んでいないことを番組スタッフが事前に知っていて、それよりも前に撮影を開始して見つけられた、という説が近年では定説になりつつあるみたいです。
だって、このクロワゼットというおじさん、その後も何回か別の事件を透視したときはいずれも大外れしたっていうのも、ねぇ。。。
最後に。
被害者の方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。