【ゲームの話 レビュー#4】MOTHER3(GBA)
今回、取り上げるのは「MOTHER3」です。
1作目はファミコン、2作目はスーパーファミコン、そして本作は当初64で作り始めたものの途中で頓挫し製作中止となったあと数年を経てGBAで復活したタイトルです。
どんなゲーム?
現代風の世界を舞台にしたRPGです。
主人公は剣も鎧も使わないです。
魔法の代わりに超能力が出てきます。
電車も出てきます。
シリーズ全てにコピーライターである糸井重里さんが中心人物として携わっており、セリフの言い回しなどが一風変わっています。
熱狂的なファンが数多くいるようです。
非公式に「4」を真面目に作っている人がいるくらいです。
ディズニーと同様かそれ以上に権利関係に神経をとがらせている任天堂のことですから、発売は難しいでしょうね。
と、簡単に書いてきましたけど、私自身、1作目はリアルタイムにやってみたもののクリアーまで至らず、2作目は完全未着手です。
しかしながら自称「ゲーマーのはしくれ」を名乗る以上、この有名タイトルはどれか1つでもクリアーしておかないと語る資格はないかなぁと思い、手を出してみました。
そして、さっきクリアーできました。
ふぅっ、長かった。。。
特徴
・温かみのあるドット絵(キャラクタをアイコンとせず、一人一人描いている)
・独特のセリフの言い回し
・リアルタイム性が高まるドラム式のHPカウンター
・リズムに合わせてボタンを押すことで攻撃コンボが繋がるシステム
総評
お気に入り度:★★☆☆☆
まずゲームバランスが悪いという印象が終始つきまとっていました。
中盤くらいまでの大変さに反して全体魔法(超能力?)を覚えた後、一気に下がる難易度。
それと、ストーリーに関しても、牧歌的なグラフィックとは裏腹に序盤から訪れる悲劇。
ステレオタイプなオカマキャラ。
最後の最後で、テキストだけで語られる「この世界の真実」。
最後のメタ展開の中で語られる「大丈夫」というのは物語中の悲劇も全部解決したのか想像がしづらい終わり方。
(ほこりまみれで汚い画面になっているのは見逃してくれよぉ by KYON2)
・・・などなど気になるところがひじょーに多かったです。
なので本シリーズは熱狂的なファンにどれくらい受け入れられたのか、少し気になるところです。
このゲームを一言でいうと・・・「セリフの言い回しを楽しめない(私みたいな)人には凡作」