【ゲームの話 レビュー#9】メトロイドサムスリターンズ(3ds)
しばらく放置して積みゲー化していた本作を再開したらクリアするまで他のタイトルには手を付けない、と覚悟を決め一気にクリアまで至ったので紹介してまいりましょう。
どんなゲーム?
2D世界を縦横無尽に自由に移動しながら敵と戦うアクションゲームです。
このカテゴリーの特徴としては「貧弱な主人公が探索をしていくうちに様々なアイテムを入手することでだんだん強くなっていく」という点にあると思います。
この強さの上昇により「俺つぇぇ」を特に強く感じられるシリーズの一つですかね。
それにしても任天堂って、主人公ではないキャラクタの名前をタイトルにつけがちですよね。
古くはドンキーコングにはじまり(1と3はたしか主人公が人間だったような)、ゼルダの伝説(主人公の名前はリンクです)、更には今回取り上げているメトロイドだって主人公の名前はサムス・アランですし。
特徴
・序盤は単調
序盤の中ボス(メトロイドが寄生した虫みたいなヤツ)のバリエーションが乏しいので、同じことの繰り返しに飽きちゃう人、結構いたんじゃないかと思います。
・終盤のボスがいきなり強くなる
ロボ、メトロイド連戦、サンショウウオみたいなやつ、リドリー(シリーズおなじみの鳥)といった最後から順に数えて4種類のボスがやたら難しかった印象あり。
ロボは10回以上リトライしたかな。
初見でこの4種類をすべてやっつけた人がいたらその人達は名人と読んでいいくらいのスーパーゲーマーなのでは、ってくらい難しかったです。まっ、私が下手だっていうこともあるんですけどねw
・カウンター攻撃ありきの敵キャラの硬さ設定
本作のウリである、”敵のスキを付いてカウンターを狙う”っていうギミックを使わせたいという気持ちはわかりますけど、そういう作者の意図が理解できなかったらただただ難しいゲームという印象しか持たれないのではないかと。
・覚えゲーの用に見えて実は攻略方法に幅があるボス戦
前述の難関ボス戦は何度もやられた結果動画で攻略法を見てから再戦、という形をとっていました。
それでも、動画のプレーヤーと同じような立ち回りができるわけでもなく攻略法が分かっても自分の指がついていかないという感じで・・・w
ただ、自分で安全地帯を見つけたりっていうのも出来たので純粋な”死んで覚えるゲーム”ではなく、ユーザーに検証の余地を残してくれているっていうのは好印象でした。
ロボが登場後すぐあたりで両腕をひらひら左右に踊るような攻撃があるのですけど、あれってモーフボールになって一番右端でじっとしていたら攻撃喰らわないっていうのを自力で見つけられたのはうれしかったです^^
総評
お気に入り度:★★★☆☆
3DSにしてはグラフィックは頑張っていた方ではないかと思います。
難しいっていうのはどのレビューを見ても口を揃えていっていますが、今までのメトロイドシリーズだったら隠し部屋とかを探しまくってライフを増やすアイテムをガンガン取っていけば、難易度が若干下げられたのですが、本作は敵の攻撃力がかかなり尋常ではないため、アクションが苦手なプレイヤーの救済措置になっていないのが残念でした。
まぁ、でもヘタレゲーマーのワタクシでも何回もトライアンドエラーを繰り返していくうちに最後のボスも割とライフを残したまま撃破できたので、理不尽すぎる難易度ってほどではなかった印象。
あと、スキルを使って周りの状況をスキャンできちゃうので探索要素も薄めな味付けでした。
任天堂さんもこのタイトルがリリースされる時期はSwitchの事で頭が一杯で気が回らなかったのでしょうか、ってくらい大化けの可能性があった惜しいタイトルだと思います。
個人的には楽しめましたけどネ。
このゲームを一言でいうと・・・「コレ、クリアーできたらゲームの腕前に少し自信ついちゃうかも」