【かんたんスタート、メバリング④】~フック選び~(全5回)
”かんたんスタート、メバリング”のシリーズも4回目となりました。
1~3回目まで読んでいただけましたでしょうか?
いずれも、決して無駄な情報ではないので「そんなの自分には不要」という方も一度目を通していただけると幸いです。
さて、今回はフック(釣り針)のお話です。
フックもリグもいろいろありますが今回はジグ単に絞ってお話を進めていきます。
一番気になるところは「重さはどれくらいがいいの?」という話になると思います。
こちらは前回のワームの内容と同様、いろんな条件によって変わってきてしまうので一概に「この重さがベスト」と一様には言い切ることができないのです、スミマセン。。。
でもそれで終わらせちゃうのは・・・。
●重さ・大きさ・形状の目安
まったく目安がないっていうのも、これから始めようとしている人、特に初心者の方々を迷える子羊さんにさせてしまうかもしれないので、キャスト距離と沈降速度とリールの巻きスピードを考えると2g~3gから始めていくとよいと思います。
そして重さが増すとフックサイズも大きくなる製品が多いです。そこで、同じ重さでも出来る限りフックはより小さいものが望ましいです。
これは、小さい魚のバイトも漏らさずかけるためです。
それと、最近はただ巻き用とダート(ちょんちょん動かす)用の2種類の形状のものが発売されていますが、これについては、ある程度なら形状問わずどちらの使い方もできるので、最初は気にしなくてもよいと思います。
次に重要になってくるのが針の形状です。
前回のワーム編では、アジング用の細めのワームと根魚用の少しふっくらしたワームの2種類を用意するのが望ましいとお伝えしました。
これらを共通のフックで使用する、というのももちろんアリですけど、より経済的にやりくりしていきたいという事であれば、フックについても2種類用意しておく、というのを提案します。
というのも、ご存じの通りワームの素材は総じて柔らかいです。
従って、つけたり外したりを繰り返すのはもちろん、魚を何度もかけているうちにズレたり一部がくいちぎられたりなど何らかのダメージが蓄積されてきて、しまいには身切れなどを起こし使い物にならなくなってしまいます。
これがワームの補充にかかるコストだって結構油断できないんですよねぇ。
そこで。
そのダメージを少しでも軽減させる(=ワームを長持ちさせる)ために、マッチザベイトならぬ、マッチザワームのフックを用意しておくというのが良い、すなわち、最初から2種類用意しておくのを推奨します。
具体例
ではその2種類について、どんなのを選べばよいかについて具体的な例を用いて説明をしたいと思います。
1.アジング用の細目のワームには?
まず、1つ目。アジング用の細目のワームに使うフック、これはフックが刺しやすいものが望ましいです。
HAYABUSA アジまっすぐ
まっすぐ刺せずに何度もやり直しをする、といったことがないようにこんなのも出ています。
これはアイデア商品ですね。
少々お高めですけど、メバリングを始めた頃はこの2gを割と使っていましたよ。
Daiwa 月下美人 SWライトジグヘッド SS
コスパで考えると、このシリーズが比較的安くて品質も安心かと。
ちなみに、私はコストを抑えるために最近このシリーズを使うようになりました。
2.根魚用のワームには?
次に根魚用のワームに使うフックですが、これは、小さめのフック(=細目のフック)につけようとするとズレが発生する頻度が格段に上がります。
そこで、フックの形状そのものでズレを解消するようなタイプを選んでおくと、ワームの寿命を長持ちさせることが可能です。
例を挙げるとこんな感じのやつです。
KATSUICHI デコイ スイッチヘッド
ズレストッパーがゴツくて強力なのでふっくらしたワームでも毎回直す必要がなく、手返しが良くなります。
JACKALL スイスイ スイムジグヘッド
針が途中でほぼ直角に曲がっているのでこの形状自体が強力なズレストッパーになっています。
※私は最近これを使っています。ちょっとお値段高めなのが痛いところです。。。
セッティングのポイント
アジング用のワームについてはとにかくまっすぐ刺すことを心がけます。
特にDAIWAのワームについては素材の都合上、弾力がある分、刺しづらいです。
この場合はワームを刺した後、お尻を引っ張って形を整えると割と綺麗になります。
次に太めのワームのセッティングですが、フックが小さい場合は若干内側を通すように針をセットしておくと、
かかりも良くなります(この図では微妙な差ですけど、あまり極端に内側に寄せてしまうと身切れするので注意!!)。
最後に
「ジグヘッドなんてどれも一緒じゃん」・・・最初はそう思っていました。
でも、少し深堀して考えてみると、釣果のみならず効率性・経済性観点からもメリットが見出せる、という事が分かってきたので今回ここで共有させていただきました。
釣り道具についてのお話はこれでいったん完了となります。
最終回となる次回は「さぁ、出かけてみよう」という内容です。
ゴールまであと少しですが、最後までお付き合いいただけると幸いです。