こんな素敵なリール、知ってますか?
スピンキャストリールという"第3のリール"の存在、ご存知ですか?
50代前後の方々なら、小・中学生の頃に「初めてのリール」として手にした方も少なくないと思います。
かくいう私も、釣りの師匠である父に初めて買ってもらったのがシマノのスピンキャストでした。写真のモデルです。
10年くらい前に仙台に転勤していた時、多賀城の万代書店で中古が5,000円で売られていたところを見つけたところから、若干プレミア価格で取引されているんでしょうかね。
さて。
どんなリールか、構造や仕組みについて、最後の方に参考になる動画のリンクを貼っておきますけども、簡単に言ってしまうとち◯こみたいなフォルムで「スピニングリールの遠投性とベイトリール の手返しの良さ」を併せ持った製品となります。
とはいえ、当時言われていたデメリットとして糸巻き量のすくなさや、巻き心地の粗さ、摩擦がかかる箇所が多数あるためラインの痛みが早い等々ありましたので、決して「いいことずくめ」のリールではないのですが、何より初めて釣りをする人には最も適したリールだと思います。
「そんなレトロなリールの話されても、現代では手に入らないんでしょ?」と思われた、そこのアナタ。いえいえ、そんなことはありません。一部メーカーから今でも、現行製品として製造・販売されています。
上の赤い"通常のスピンキャストよりも3倍くらい性能が高そう"なヤツは天下のDAIWAさんの製品だったりします。
値段もこなれているので余裕で手が届くと思います。(本気で購入を検討した時期もありました)
ベイトロッド用、スピニングロッド用とそれぞれ販売されているあたりが、好感度UPな感じです。
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ちなみに。
こんなハイエンドなヤツも出ていたりします。お値段もベイトの中級モデルに匹敵するくらいだったりします。
技術の進歩により前述のデメリットについても、かなり改善されているようですので、手頃な価格のタイプを一度手に取ってみるのも良いかもですよ。
この「手返しの良さ」は、スピニングのはるか上を行ってますから。
<参考>スピンキャストリールのわかりやすい動画