スピニング、糸よれ解消の"おまじない"。
スピニングはベイトのようなバックラッシュはしないので扱い易いというのは一般的な話です。
でもでも。
スピニング特有のライントラブルはあります。
それが、糸よれです。
リールに糸を巻く際のテンションのかかり具合の違いの蓄積により発生するというプロセスは最近になって知りました。
が。
これにはスピニングタックルを導入した当初から悩まされていました。
体感的にはナイロンよりもフロロカーボンで発生することが多い気がしています。
で、色々試した結果、行き着いた先の動作が、"おまじない"と名付けたひと手間。
どんなひと手間をかけるかというと、下の写真のような操作です。
1.キャストする
2.ベイルを戻す
3.人差し指と親指でラインを40cmくらいスルーっとなぞる(ドラグが鳴るほどテンションかけて引っ張る必要は無し)。
4.リールを巻き始める。
これだけ。
キャスト後、水面近くを巻いてくるような釣りでは糸をなぞる余裕なんてないのでこのやり方は通用しないですけど、そういう釣りよりも水底まで沈め切るか、あるいはタナを測るためにカウントダウンをするシーンの方が多いですから、そういう時は必ずツーっとなぞる、という"おまじない"です。
このちょっとした工程を追加しただけで、もつれてしまう頻度は圧倒的に減りました。
冒頭にも書きましたが特に安いフロロカーボンは摩擦係数が高いのか、よれてくるともつれる率が格段に上がる、そんな印象があるのですけど、ナイロンでももちろん発生しているのでラインの種類にかかわらず効果のある”おまじない”だと思っています。
おかげで、毎回タックルベリーに行って、「これはシーガーではありません」の4lbを1シーズンで何度も買い直す必要も無くなったってわけです、はい。
私の場合、この動作をしながら「このキャストで釣れますよーに」と念じる事で一旦はやる気持ちを落ち着かせてから巻き取りの動作に入る、という意味合いを持っています。
釣り人の誰しもがハッピーになれる"おまじない"ですので、ぜひお試しあれ〜。